手仕事を好む、アルティザナルな造り手のワインは、エキスがギュッとありながら軽やかなワイン。
「ピエール・エ・レトワール」ピエール・ダグノーは、ラングドック地方のサンシニアン地区となる、エロー県のアシニャン村にて、2017 年からドメーヌを設立。標高は約 270 メートルと高く、粘土石灰岩の土壌となる 4 ヘクタールの畑は、2020 年よりオーガニック認定されています。5 つのエリアにまたがり 7 区画に点在する畑には、地品種となる 6 種類のブドウ品種…グルナッシュ・ノワール、 サンソー、カリニャン、シュナンソン(Grenache Noir と Jurancon Noir の交配品種)、シラー、グルナッシュ・ブランを育てており、樹齢は 25 年から 70 年です。ビオディナミ栽培しており、畑は不耕起でなるべく介入しない畑仕事をポリシーとしています。セラーではプレス機とポンプのみを使用するほかは全て手仕事で、瓶詰めも重力によって行われます。区画ごとに醸造し、自然酵母のみで発酵。厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰め時に至るまで亜硫酸塩(酸化防止剤)も無添加で造られます。テロワールを最大限に引き出すよう、介入を最小限に抑えることを非常に大切にしています。彼のワイン造りは限りなくシンプルで、飲みやすい、テロワールを表現するようなワイン造りを目指しています。
シャンパーニュ出身のピエールが南仏・ニームに住むようになったのは 2011 年より。ワイン造りは身近であった彼は、「コンベンショナルな」ブドウ畑で働き始めました。その間に、街のワインバーで自然派ワインの虜になり、ワイン醸造とブドウ畑の 1 年間の研修とインターンシップののち、ブドウ畑とワインセラーで数年間働き、2017 年にドメーヌを設立することを決意しました。初ミレジムは 2017 年。
当初の拠点であったニームで畑を探していましたが、現在のアシニャンにある美しいブドウ畑を見つけました。ワイン造りを「ワイン単体で感じられる“生きた表現”であり、ワインメーカーの仕事の誠実さ、スタイル、ユニークさをトレースしつつも、可能な限りシンプルで敬意を持った醸造方法です。それぞれのワインはテロワールやブドウそのものをスケッチするようなユニークさがあり、発見をもたらすものでなければならない」と語るピエール。100%ピュアなワイン造りを目指す彼のワインに、どうぞご注目ください!(インポーター資料より)