クロ・マソットは、カニグ山と地中海という豊かな自然に挟まれた
LES ASPRES (レ・ザスプル) エリアの中心に所在する蔵である。
曽祖父が1900年頃に購入した土地にぶどう樹を植えたのが始まりだ。
2004年に、家族所有の30ヘクタールの畑のうち、
Trouillasトゥルイヤス村にある7.70ヘクタールを取得。
それと同時に醸造所を建造。
ぶどう栽培だけではなく、ワイン造りも始める環境を整備した。
平均樹齢は60年で、最も古いものとしては1910年植樹のものもあり、この土地の魅力を大いに表現している。
ピエール・ニコラは迷っていた。自分のエネルギーを持て余していたのだろう。
古いテイスティングノートを見る。
「含んだ瞬間から、もの凄い、みなぎる“波動”を感じる。
ワインとしては、まとまっていないが、このエネルギーは、ちょっと他の造り手にはなかったものだ。
いつしか、凄い超大物に化ける予感…」
蔵元を開拓していて、1番悩み、でも興奮する瞬間だ。
“いつか凄いことになるのでは?”と直感が脳裏を駆け巡るとき。
そのピエール・ニコラが、やっと自分の力、自分の畑の力を、ボトルに詰め込むことに成功し始めた。
やっと天才の実力が表に出てきたのだ。(インポーター資料より)