元々銀行員だったアンリ・ショヴェは、ドルドーニュでワイ
ン造りをしていた祖父と同じくワインを造るため、自分が生
まれ育ったオーヴェルニュのブードに戻り、2021年に初めて
ワインを造った。それまでアンリは、ローヌのワイン生産者
の元で働き、特にティエリー・アルマンから強い影響を受け
た。自分がワインを造る場所と畑を探し続ける中、最初はボ
ジョレーやアンジュに惹かれていたが、最終的には彼の父親が畑を所有していたオーヴェルニュに移ること
を決めた。フランス中南部の都市クレルモン=フェランから南に40km下った山中にある村ブドに総面積
10.5haの畑を持ち、その内6.5haはガメイ、3.5haはピノ・ノワール、1haはシャルドネとなる。畑の多くは
急斜面にあり、最大で30度の傾斜がある。土壌を構成するのは主に玄武岩で、他方酸化鉄を多く含む赤い粘
土土壌や風化した花崗岩、石灰土壌も存在する。他にはあまり見られない土壌で、農薬、化学肥料やSO2は
一切使用しないテロワールの味わいを実直に反映させた自然なワイン造りに励む。(インポーター資料より)