ジェノアで鉄道のエンジニアとして働いていたルイージとその妻エレオノーラの2人が、バルべーラ種の生まれ故郷でもあるモンフェラートの美しい景観と素晴らしいワインに出会い、魅了されて移住を決意。2008年に後継ぎが居らず存続が困難になっていたクアレッロという古いワイナリーから5haの畑を購入します。
1900年に建てられたワイナリーを改装し、同じくジェノア出身の料理人アンドレアとエリサと共に、ワイン造りとアグリツーリズモを共有するワイナリー「クレアルト」を立ち上げました。
標高350m、カンティーナの真下の斜面に彼等の畑があります。
石灰粘土質、南向きの日あたりの良い丘陵の斜面に位置するお陰で、昼夜の寒暖の差がしっかりあり、朝方霜が降りていてもすぐに溶けます。バローロにも負けない日照条件です。
ブドウの熟度が非常にあがりやすくブドウにしっかりとした果実味をもたらします。
クアレッロから引き継いだ畑には樹齢60年以上のグリニョリーノとバルべーラの樹があり、以前から農薬に害されていない素晴らしい物でした。グリニョリーノはモンフェラートが発祥とされるピエモンテの土着品種で、彼等のワインの中でも特に個性的で輝きを放っています。
彼等の畑仕事は、美しい景観を守りその土地の自然なワインを造るという考えにより、一部ビオディナミを取り入れた無農薬で行われています。
土にはビオディナミ調剤、緑肥はアブラナ科植物とマメ科植物を用いた自然な物を使用し、元気のある土地と植物達を生かす自然のサイクルが保たれ、ブドウの樹自体の病気などに対する耐久性を強くしています。(インポーター資料より)