3代目のワインメーカーであるベルナール氏は、兄のジョー氏と共にミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ地
区ので働いていましたが、協業が頓挫してしまいました。2002年、ベルナール氏と妻のフランソワーズは、
シャトー・デュ・ポンソー(ナントの北東部)の畑を取得し、その20haの土地で新たなチャレンジをスタート
しました。当初は全生産量をバルクで販売していましたが、2008年にブドウ栽培と醸造学の学位を取得
した長男ブノワが戻ってきたことを機に、彼らは自分たちでワインを醸造・瓶詰めするようになり、2009年
には有機栽培への転換が始まりました。
現在は約30ヘクタールを所有し、畑はミュスカデ・コトー・ド・ラ・ロワールとコトー・ダンスニに渡り、リニ
エ、ウドン、サン・ジェロン、の3つのテロワールから形成されています。栽培品種はメロン・ド・ブルゴー
ニュ、フォール・ブランシュ、ピノ・グリ、ガメイ、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨンとバラエティに
富んでいます。この地域ではムロン・ド・ブルゴーニュが魅力的な丸みを持って自己表現し、ガメイは果
実のフレッシュ感を楽しめます。そして、この地域のもう一つのオリジナリティはアペラシオン:マルヴォワ
ジー・コトー・ダンスニです。ピノ・グリが本来のピンクがかった黄金色をしており、フレッシュな果実と非常
に口当たりの良い残糖を保っています。
彼らはワイン生産者として心情として、下記の2つを掲げています。
・テロワールを尊重すること:私たちのためにも、あなたのためにも、そしてもちろん私たちの子供たちに
健康的な土地を引き継ぐためにも、健全な農業が必要です。
・テロワールの価値を高めるために:変わることのない考え方。それは、それぞれのテロワールのアイデ
ンティティを忠実に伝えるために常に高品質なワインを生み出していくことです。