ウィーンから南東へ、オーストリアとスロヴァキアの国境まで広がり、ブドウ畑はドナウ川の南側まで広がり、ローマ軍の施設とその周辺に発展した行政都市にちなんで名付けられたカルヌントゥム。そのエリアのゲトルスブルン村に1650年創業という長い歴史を持ち、このエリアを代表するワイナリーの一つ“NETZL (ネッツル)”の長女 “Christina(クリスティーナ)”によるプロジェクトワインになります。クリスティーナは、両親と祖父母の混合家族経営の農場で妹と一緒に育ち、さまざまな穀物、トウモロコシ、甜菜など栽培や豚を飼育し、葡萄の木を育てる農家に生まれ、農場やワイン造りに小さな頃から興味を持ち、小さな頃からお手伝いをはじめ、ワインを買いに来るお客様に対して、ワインの話やセラーでのストーリーを伝えることが大好きな子供でした。そんな彼女は、5歳の頃から将来ワイナリーで働くことを思い描いていました。両親は後にワインの生産のみに専念し、現在の 28 ヘクタールのワイナリーを築き上げます。両親はいわゆる正統派なクラシカルワインを生産している環境に育ったクリスティーナは、まず、ワインの生産に関するすべてを父とワインセラーから学びます。そこから彼女は、微生物学的プロセスに魅了されたので、大学時代、醸造学とワイン管理を勉強して知識を深めることにしました。在学中、ロンドンのワインインポーターでのインターンシップを終え、それまで知らなかった世界中の非常に多くの異なるワインやスタイルを知ることとなります。彼女は特に感銘を受けたのは、世界中の小規模生産者によるオーガニックワインいわゆる自然派ワインでした。2007 年に両親と一緒にワイナリーで働き始めたとき、まず彼女が行動したのは、葡萄畑の土壌条件、気候、自然条件を考え、全てを有機栽培に変換する行動にでます。2013年には全ての畑をビオロジック農法変わり、そのタイミングで、彼女独自のワイン造りを始めます。彼女は約10年間に様々な醸造実験を行い、色々な知識と経験を蓄える中、より昔ながらの古典的な生産スタイル、いわゆる人的介入が少ない生産方法に魅力を感じて、2015年より、彼女自身のワインブランド“CHISTINA WINES”をスタートしました。また彼女は、二人の愛娘の母でもあります。オーガニックやエコの観点については、子育てにも影響与え、自分が育ってきた環境と、また新しく自ら経験や知識を得たエコやオーガニックに関する観点を娘たちにも伝え、また彼女自身とも刺激を受けているとのこと。カルヌントムのテロワール、彼女自身の経験をワインに表現した彼女の父にはない独創的なワイン、ライトでとても柔らかく、馴染み深いワインを子育てにも奮闘しながら、日々ワイン造りを行っています。(インポーター資料より)