リスボンから北へ約1時間、大⻄洋からわずか20kmの場所にあるカルダシュ・ダ・ライニャのアルヴォルニーニャという町のすぐそばに、小さな家族経営の農場キンタ・ド・パソがある。この農場はロドリゴの祖父が購入したが、90年代に最初のブドウの木を斜面に植えたのはロドリゴの父親で、Humusを造るロドリゴ フィリペは、土木技師として働いた後、2000年代初頭にワイン作りを始めることを決意し、ワインメーカーとなった。彼は、家族が所有するキンタ・ド・パソの計20haに属する9haのブドウの木を担当し、粘土と石灰岩が混ざった土壌、大⻄洋からの涼しい風と高い湿度、そして冷涼な微気候のおかげで、ブドウはより長い熟成期間を持つことができ、レベルの高い酸味を維持するワインを造っている。2007年に有機認証を取得し、Humusを造り始めたのは2009年。ブドウ畑では、天然の堆肥を使用し、害虫を防ぐために必要な時だけ少量の銅と硫⻩をブドウの木に塗る。セラーでの作業は更にシンプルだ。介入を最小限に抑え、無濾過、無清澄の状態で醸造、瓶詰めするいわゆる「ナチュラル」なワインを造っている。白とロゼは直接圧搾し、樽で発酵させ、赤は除梗して破砕し、小さなステンレスタンクで発酵。その後、古いオーク樽で熟成。ワインは全て、亜硫酸塩無添加で醸造している。(インポーター資料より)