ナチュールワイン・ナチュラルワイン・ヴァンナチュール・自然派ワイン

ワイングート ノイマイスター

Weingut Neumeister

オーストリア / シュタイヤーマルク

私たちのブドウ栽培及びワイン造りには、品質への要求と同様にこだわりがあります。声高に叫んだり、自らを目立そうという風潮がある時代に、あえて私たちは長期的な、サステナブルな方法でエレガントなワインを地道に作っています。私たちのワインは、内面の静けさと複雑さを併せ持つ、動的でいて深いワインです。シュトラーデンはオーストリアの南東、火山地帯のスティーリアという場所にあり、地中海気候とパンノニア気候が交わる特別な場所です。地中海とアルプスの影響で、日中の気温は高く、夜の温度は下がります。年間降雨量が900ミリという雨の多い地域のため、ブドウの生育期が長く、遅い収穫が可能になります。決して恵まれた気候環境ではありませんが、この中で私たちは急な斜面にあり、無数の小さな区画でブドウを育てています。栽培面積は合計30ヘクタールに及びます。この地域のブドウ畑の特徴は、石灰を多く含む堆積岩で、大きく分けて2つの異なった起源に由来します。一つは、砂岩と、化石を含む石灰岩でおよそ1100万年前にスティーリア全体に広がっていた干潟だった場所が隆起した土壌と、もう一つ、広い範囲に及ぶ土壌ですが、第三紀の三角州に、アルプスからサルマット砂利とチャート石灰が堆積した地質です。スティーリアは個々のミクロクリマが広がり、無数の小さな区画の畑が特徴です。多くの区画は50年以上経っており、ブドウはStockkulturという棒仕立てで栽培しています。非常に骨の折れる作業で、非効率に見えるかもしれませんが、私たちはこの複雑で、手間暇かけるやり方を自分たちの信念の表れだと思っています。2013年から、有機農法を取り入れており、長年にわたり一緒に働いてきたチームとともに、日々努力しています。収穫は選別しながら手作業で行い、20キロまでの小さな容器を使ってブドウを運びます。ワイナリーに到着するとすぐ、選別テーブルに運ばれ、2次選別を行います。これがブドウ収穫作業の最終段階で、畑での長期に及ぶ作業がひと段落し、ほっと一息つける瞬間です。細かな作業を行うことで、長い醸しの時間(時には数日)が可能となります。厳しい天候の年であってもグラビティ—システムを使ったセラーでマセラシオンを行います。自然な抽出により果汁はストレスなく果実の成分をしっかりと保つことができ、ワインに深みと多層を与えます。また起伏のあるこの地域の地形のおかげで、重力を利用したワイン造りを行うことができます。セラーで行うことは最小限です。ブドウの中に存在するすべての成分が果汁として取りこまれます。天然酵母を用いた自然発酵は畑のティピシティー(個性)を引き出し、個性的なワインを生み出します。(インポーター資料より)


ワイングート ノイマイスターのワイン

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