アルノー・コンビエは、ボーヌのVITIで学んだ後、マコン地区のドメーヌ・ヴァレットでフィリップと 最初のステップを踏みました。今でも非常に親しい友人です。その後、プリセのセラーで醸造を 行い、シャブリのコルボワで3年間醸造を行いました。その後可能な限り自然なワインを造りた いという思いから、1998年に祖父のサン・ヴェランの畑を引き継ぎました。
その後10年以上にわたって自然環境に配慮し、人為的な介入をさけたピュアなワイン造りを実 践し活躍しました。しかし、この念願のワイン造りは長くは続きませんでした。長男が亡くなった とき、相続に際して管理できる畑の面積が大幅に減ってしまい、自身で所有する面積のみでは 生計が成り立たないほどになってしまいます。
結果としてマコン地区でのワイン造りを断念。その後、南仏に移り醸造責任者の仕事につきな がらワイン造りを行っていました。ある日、ペズナスでジェフ・カレルと出会います。ビオディナ ミーのコンサルとしても著名なジェフと一緒にネゴシアン、醸造責任者、熟成担当者として活躍 し始めました。それは、彼の人生において自然なワイン造りを追求しているとき、援助が十分得 られず悔しい思いをしたことへの自分なりの答えです。今まで培ってきたワイン職人としての経 験と技を惜しみなく続く世代に継承しています。
そして、彼は2018年にシャンドン・デ・ブリアイユのフランソワ・ドゥ・ニコライが15年前に友人2人 と造ったで知られるドメーヌ・デ・モリエに加わります。ジェフとフランソワとのパートナーシップに よりボジョレーにて自然なワインを目指す生産者を援助しながら彼自身のワイン造りを追求し 始めました。20年以上にわたるワイン職人としての集大成です。(インポーター資料より)